2015年2月8日日曜日

デビットカード失くした。捕虜になったカナダ人の話。

さて。

それは、金曜日の夜のことです。
買い物に出かけて、いざお支払い!と、財布の中のいつものデビットカードの所定に位置から、カードを手にとってみたら、あれ?違うカード。

それで、財布の中、ぜ〜んぶひっくり返してみてみたら



デビットカードがあ〜りませんがな〜!!!!!



最後に買い物に行ったのは月曜日。
月曜日から失くしてて、やっと気付いた金曜日!!

うわ〜!!!と思って、アドレナリン出まくっていた気配を察知したのか、お店の人が


”どうしたの〜?”


というので、


”デビットカード、月曜日になくしてた〜!”


と言ったら


"Oh, Noooooo!"

と、Family Guyに出てくるゲイの人みたいに言ったの。←ググってみて。要は、間延びした感じで、あんまり大事でないように言われたの。ぷっ。

その場はVISAで乗り切りましたけど、、、。



それで、あまりにショックだったのか、頭に血が上ったのか、それとも血がサーっっと引いたのか、体に変な風に力が入ったのか、



バキッっとなって、一昨年のムチウチ、再発!!!




なんでやねん?
と自分で突っ込みつつ、首と肩が固まっちゃったの。
でも、昨日、とあるところへ出かけ、夫にも揉んでもらい、今日は調子良いよ。
ま、そのことはまた別の日に書くとして、、。


あ、で。
デビットカードは、不正に使用されたりしていないか、インターネットバンキングでチェックして、昨日の朝には、銀行でカードを再発行してもらったの。

再発行、3分でできたのよ。
早い早い。

日本で銀行員だった私は、びっくり!

あまりにも早いので”そんなに失くす人がたくさんいるのか?”って思っちゃった。
まあ、でも、クレジットカードだったら話は違うのだろうけど、ちゃちゃちゃっっと再発行してくれたバンクテラーが、神々しく見えたわ〜。

順番が来て
”いらっしゃいませ”
”デビットカード、失くしました!”と、元気に笑顔で言っちゃって
”あ、笑顔で言うようなことではありませんが、、、”って、モジモジ付け加えたわ?




さて。

久しぶりに、読んだ本のことを書こうと思うよ。
最近、全然本のこと、書いてなかったもんね。

最近読んだ3冊。



The World According To Bob / James Bowen

ジェームスと、彼の愛猫ボブの物語第二弾!

ロンドンでヤク中、日々の糧をギターを弾き、歌い、稼いでいたジェームスの元に舞い降りたエンジェルのようなボブ。

まさに”ガーディアンエンジェル”という言葉がぴったりのボブのおかげで、ジェームスの生活は劇変するの。

第1作目の"A Street Cat Named Bob"と同じく、小学生の時に読んだ冒険物のように、この作品もワクワクドキドキ、ハートウォーミングで、ブレイキングで、やったー!って喜んでニヤリとする、ネコ好きには、なかなかたまらない作品なんじゃないかな。
英語も簡単なので、あっという間に読めるよ。





それから"And the Mountains Echoed" / Khaled Hosseini

映画化された第1作"The Kite Runner"と、"A Thousand Splendid Suns"で、心震わされ、静まりかえるような怒りと悲しみを綴った、カーレッド・ホセイニの3作目。

それぞれの登場人物が、”アフガニスタン”という地を共通点とし、現在、過去、アメリカ、アフガニスタン、ギリシャで、関わりあう、、という短編集なんだけど、前作2作と違って、、、、なんかおもしろくなかったの。
最初の3章は、美しくあっという間に読めたのに、その後が、な〜んかあまり響かず、ちょっと読んではやめて、、と繰り返していたので、読み終わるのに、実は1年半も要してしまったこの作品。ちょっと残念でした。




最後は"A House in the Sky" / Amanda Lindhout

現在、カナダ、アルバータ州キャンモア在住のアマンダ。
アルバータ州Red Deer出身の彼女、カクテルウェイトレスとして稼いで、世界へ飛び出した19歳。以来、稼いでは旅に出ていた彼女。

旅を続けていると行きたくなるのが、危険な土地。

経験を積み、ジャーナリストとして”世界で最も危険な国”と言われるソマリアへ。
そして、たったの4日目の滞在で、オーストラリア人フォトジャーナリストの元ボーイフレンドと共に、イスラム系組織に捕らわれ捕虜に。
家族に請求された身代金は、それぞれ$1,000,000.

命をつなぐためにイスラム教へと改宗し、祈りを捧げ続けるも、レイプされ、暴行される彼女、、、。ある日、とうとう、魂が体から抜けて(幽体離脱!)、部屋の角の高いところから、自分を辱め、痛めつける男たちと、ひどい扱いを受けている、もはや人ではなく、動物のような自分の肉体を見てしまうアマンダ。

いつ命を奪われるのか、、、今日が最後の日なのか?
それともカナダの地を、もう一度踏む日が来るのか、、、心が休まることのない日々。
それでも希望を失わず、闘い続け、強く生き続けた460日。

彼女の家族と、彼の家族がかき集めたお金、$600,000.が支払われ、二人は解放。
カナダ政府というかRCMPも、オーストラリア政府も始めは協力してくれていたものの、長引くにつれ、協力してくれなくなったので、両家が雇ったのが、1日に$2,000もの費用がかかるイギリスの”人質交渉人”。
最終的には総額$1,000,000.を両家で協力し負担して、二人は解放されたの。

鉄格子の窓、グレーと砂のイメージで、冷たく、時間が止まったかのような日々から、解放され到着したホテルは、色鮮やかで、温度を持ち、清潔で、明るく、全てがキラキラと輝いている対比が描かれている最後の章は、ぬくもりを感じ、生きていることの力強さや、目の前に再び現れた”未来”という存在がどれだけ尊いものか、、、、私が過ごしているこの平凡な日々が、どれだけありがたく幸せであるかを気付かせてくれるものでした。


それで、、、
彼女がバンクーバーのBreakfast TVに出ているのをYouTubeで見ていたら、なんと!彼女のFacebookアカウントに、彼女を監禁していた犯行グループのひとりからメッセージが届いたんだって!もちろん、返事はしてないわ!と言っていたけど、なかなか怖いよね。

そして、この本は、映画化されるよ。


この本は、義姉から数ヶ月前にオススメされて、内容を知らずに読み始めたのが、ちょうど、二人の日本人がISISに捕らわれTVに出始めた頃。

アマンダは、カナダに帰ってこられたのに、、、。
そして、それがどれほど奇跡的なことなのか、、、と思わずにはいられませんでした。



本日もカチッとクリックしるぶぷれ〜!

にほんブログ村 海外生活ブログ カナダ情報へ
にほんブログ村

めるし〜!










0 件のコメント:

コメントを投稿